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1.Jamie All Over 2.Black Cat 3.When I Get Home, You're So Dead 4.Jersey 5.If You Wanted A Song Written About You, All You Had To Do Was Ask 6.Miserable At Best 7.Walk On Water Or Drown 8.Ocean And Atlantic 9.I'd Hate To Be You When People Find Out What This Song Is About 10.Take This To Heart 11.Champagne's For Celebrating (I'll Have A Martini) 12.You Be The Anchor That Keeps My Feet On The Ground, I'll Be The Wings That Keep Your Heart In The Clouds 13.Just Say You're Not Into It 14.Three Cheers For Five Years (Acoustic Version) |
アーティスト名 / Mayday Parade 作品名 / A Lesson In Romantics 発売日 / 2007年10月24日 品番 / TFCK-86604 レーベル / kurofune records 定価 / ¥1,980(tax in) |
精力的な活動、ワープドツアー中の驚異的なEPセールスに後押しされるかのように、遂に名門パンクレーベルFEARLESS RECORDSとのディールを得た彼等。よって本作はその移籍第一弾となるメジャーデビュー・アルバムである。日本デビュー作、それも、かのアット・ザ・ドライブ・イン、シュガー・カルトを輩出FEARLESS RECORDSからの作品ということで、この時点で初めて彼等に注目したという方も多いのではないだろうか。
かくいう僕ももその一人。彼等の音を全く聴いたことのない者としては、きっとどうせまたラウドロック勢の亜流群みたいなものなんだろうと正直言って斜に構え、ハッキリ言って舐めかかっていたのも事実だ。ところが、どうだ。自己の音楽への漲る自信と美意識とがまずは峻烈なオリジナリティとなっていて、ちいとも量産品なんて域で収まっていないではないか。いやはや参ってしまった、彼等はブランド名入りの音圧ブースターなんぞ借りなくても十分主張出来る強靱なバンドであったのだ。
まずアルバムの始まりとともに送り込まれる切迫したテンションに身を引き締められた。ピンと張りつめていて、切なくもあり、またパワフルでもある。 だから美麗なメロが展開されていても、スピリチュアルな次元では重くそして激しいとさえ感じる。
M1,M2とトラックを進めていくにつれて、PUNKやEMO、ROCKといった固定概念は完全にぶっ飛ばされる。FOO FIGHTERS的無骨なリズムアプローチもあれば、AT THE DRIVE INのように太く重い縦の線を強調する部分もあるし、はたまたSUGER CULTのように極上のポップネスもそこかしこに散りばめられている。もうこれこそ新世代のROCKといえる。妙に色気のあるテンションの高いVOCALは若さゆえのなんとやらなんて言ってられないほど、歌として完成度は高いし、ギュギュっと圧縮されたかのようなギターの音色は彼らのサウンドのエッジと言う部分をしっかり支える。M3の曲入りで使われるどこかラテンなフィルなんてのも、ただのPUNKROCKを俺達はやるつもりはない、という主張みたいなものも感じる。
哀愁だとか、極メロだとか、そういった一般のリスナーが真っ先に飛びつきそうなものは、当たり前のように曲のそこかしこに配し、それでいながらライブでのテンションの高さを容易に想像できるサウンドメイク、更には主張や個性を決して失わない強い意志をアルバム全体として読み取れる。ある種確信犯的ともいえるアルバムの作りではあるのだが、本質的に引き込まれてしまう魅力はもっと違うところにあると感じる。言葉で説明できない空気感みたいなものがそこにはあって、PUNKだとか音が歪んでるからなんてことは全く問題にならないほどストレートに琴線を刺激する。
ああ、きっと彼らのこのしっかりと整理されたJUNK感というパラドックスは、日本人的なんだろう。外国人のように、そこらへんに物を雑においておくことができない、綺麗好きで勤勉な日本人(笑)にはこういった分かり易さが受け入れられるのかもしれない。
遅いともいうべき彼らの日本デビューアルバム「A Lesson In Romantics」間違いなく多くの日本人が手に取ることが容易に想像できるのだ。
Artist:Mayday Parade
Review by Low-K(audioleaf) at 2007.10.22
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