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1.Eden is Dead 2.トランジスター 3.チェリー 4.回葬 5.バライロ |
アーティスト名 / The Monochrome Shelled Life 作品名 / Shelled Real 発売日 / 2007年11月17日 品番 / HTR-TMSL003 レーベル / ハイトラフィックスエンターテイメント 定価 / ¥1,575(tax in) |
いいROCKの条件ってなんだろう?そんなことをふと思うことがある。そもそもよく言う「ROCKしてる」ってどういう状態なんだろう。弾けきっちゃって、演奏も関係なくキレちゃってるライブのことなのか、とにかく思いのたけを叫びまくってることなのか、これも人それぞれによって解釈も違うんだろう。
おそらくROCKっていうのはカテゴライズするのもおこがましいほど「カッコイイ」音のことなんじゃないだろうか。今回送られてきた、The Monochrome Shelled Lifeの新作を聞いていてそんな思想にかられた次第だ。
そんな彼らのサウンドはというと、エッジの効いたUKROCK,PUNKの系譜が読み取れるギターサウンドと、搾り出すようなVocalの熱、ソリッドな8ビート、と俗に言うROCKというカテゴリを象徴するかのようなエッセンスを確実に持ちながら、なんていうんだろう何処か泥臭くて気だるいっていうか、力がいい意味で抜けているように思う。絶妙なグランジ感というかガレージ感というか、それが至るところに垣間見えるわけだ。それだけ聞くとスゴク熱情的なカオティックグランジロックを想像するんだけど、メロディーにはしっかりとポップネスが息づいてる。だからダラけすぎないで、きっちりと楽曲として耳に届いてくる。
特に#1「Eden is Dead 」なんてその想像で聞き出すと、バッチリいい意味で裏切られる。オリエンタルな浮遊感とファジーなコード構成、と多くのカテゴリをまたいでそこにThe Monochrome Shelled Lifeが存在するといったところか。#2が始まると、真骨頂が来たといった感じ。彼らの持つROCKという塊が全面にドライブする。印象的なサビのリフレインが一旦耳に付くと離れないから厄介だ(笑)このあたりが彼らがただのROCKバンドでは終わらない所以かもしれない。
全編を通して、どこか儚げで、気だるさを帯びているのは、その歌詞から来るものも大きいのかもしれない。現実離れした熱情ROCKに対して、非常に自己の生活へと密着してくるかのような言葉群、そんなパラドックスがこの空気を生み出しているのだろう。 #4は正にその極地ともいえる名曲。とにかく全ての音がまとわりついてくる。でも不快では決してなく、そのメロディーに包まれているのが徐々に中毒性を帯びてくるのだから不思議だ。
「ギターロック」が溢れているシーンにおいて、個を浮き出させるのは非常に困難を極める時代。何かが抜けている無気力な時代において、彼らの音楽のような潜在的なパワーを秘めた楽曲が必要なのかもしれない。。
Artist:The Monochrome Shelled Life
Review by Low-K(audioleaf) at 2007.10.29
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