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RadiotsのYOSHIYA & ANTONを直撃インタビュー。2nd albumのツアー真っ最中!最強のパンクス達の本音を聞け!!

2009年10月19日13時47分 in インタビュー

AL:自己紹介をお願いします。

YOSHIYA:ボーカルのYOSHIYAです。

ANTON:ベースのANTONです。

AL:セカンドフルアルバムFOREVER RULESを9月9日にリリースという事で、アルバムについてと、それにまつわるツアーの事を中心にお聞か頂ければと思います。アルバムの音を聞いたんですけど、とにかくヤバいなって思いました。
前作に比べて全体のパワーが全然上がっているし、以前YOSHIYA さんが言っていたストリートパンクの衝動も以前残ったまま、音の厚みも上がっていて、レコーディングの状況も違うのかなみたいに思いました。

YOSHIYA:同じスタジオで録ってるんだけどね。

AL:そうなんですか。
なんか皆のまとまりが違うな~って感じました。

YOSHIYA: エンジニアが前と違うのはありますけど、去年からANTONが入って、その段階で皆の中で早くアルバムを作りたいってのがあった。
新しいメンバーになったから慎重に時間をかけて作り上げてくんじゃなくて、今このメンバーなんだからタイミングをみて、パーンって出す!っていう方を重視したんだよね。そういう部分での衝動感っていうのは絶対ついたと思うし、衝動のポイントっていうのは実際自分達も意識してるよ。ライブが間違いなくそうだから。それがなくなったらツマラナイし、なんかかしこまっちゃうし、それだとマジックも起こらない気がするし、面白くないなって思って。
でも衝動だけでは面白くなくて、音を深めていったり、広げていったり、今回はメロディに関しては凄く意識しましたよ。

AL:音楽性が広がったなっていうのが凄くあって、前回のインタビューでYOSHIYAさんが言っていた、広げる事と凝縮する事の繰り返しだって言う事が凄くいい意味で基軸がありながらも広がったなっていうのを感じます。

YOSHIYA:ありがとうございます。それが理想的なところなんで俺的にも。
毎回何が出るか分からないっていうのも、Radiotsらしい部分だと思うんだけど、絶対にココは外さないっていうポイントが必ずあって、そこは言葉にもせずともメンバー全員が分かっている事なんですよね。

AL:今おっしゃった様にメロが凄く良くなったというか、聞きやすくなったというか、それを強く感じます。

YOSHIYA:常に耳に残るメロが好きで、前も言ったけど、その曲が鼻歌になれるかどうかが鍵なんだよね。人に無意識で歌わせられたかどうかっていう…それがメロディーを作る時の自分の中でのキーワードになってくるよ。

AL:僕今朝、口笛吹いてましたからね(笑)
ファーストで衝動が入ってるっていうのはあるんですけど、セカンドでこんだけ衝動が入ってるっていうのはあんまり感じた事がなくて、そこはANTONさんが入ってなんか意識したところがあったりしますか?

ANTON:意識というか、俺からしたらファーストだから無意識ですね。
ファーストも聞いて、あぁいいアルバムだなって第三者意見で思って、それで入ってやるとなったら、俺は初期衝動だし、最初見たときに理想のバンドだなって思ったんで、俺からしたら完全に初期衝動ですね。

AL:最初は対バンされたりしてたんですよね?入るキッカケとかって?

YOSHIYA:FULLSCRATCHと対バンした事もあったし、あとANTONが元々友達だから遊びに来てくれたりして、そんでRadiotsを見てもらって、めちゃイイっすね~って言われて、時を経て、誘ったらOK!運命だった!って感じです。

AL:とても意外でしたけどね~

YOSHIYA:そう!ANTONはイイ意味でジョーカーだから!その意外性がイイ方に全部転がってると思うと。

AL:しかしRadiotsの3人のフロントは強力ですよね。華ありすぎですから。

YOSHIYA:ありがとうございます。(笑)

AL:その中でもやっぱりYOSHIYAさんがガッツリ出ていくっていうのは意識します?

YOSHIYA:全員が全開でいってるのが絶対条件で、その更に前にイッてたいし、イケなくちゃダメだね。そういうトコも常にお互い刺激し合ってたいんだ。ライブ中にフロアに飛び出して歌ってて、パッとステージを見上げた時、3人のプレイを観て「うお~っ!カッケエ~!」ってブッチャケなるよ(笑)それ観て、こっちもメチャ上がるし、刺激されて、もっといくぞ!ってなるからね。

ANTON:俺から見ても、やっぱ横で観てて、イッてるな~!って。
これなら、どこでもRadiotsってモノが魅せられる!と思うんだよね。
客が少なかろうが、ジャンルが違かろうが、全くパンクを知らない人が観てようがね。そういう自信はこのメンバーなら間違いなくあるよ。


AL:結構前にRadiotsはアイリッシュな匂いも常に入れたいとおっしゃっていて、1曲目から来た!って思いました。

YOSHIYA:1曲目のイントロは、HIROMITSUのプランから始まったんだ。バグパイプをRADIOTSの曲のどこかに入れたいっていうのは俺もあったんだけど、それをどう消化するかがまだ掴み切れてなかった。でもHIROMITSUが流石わかってて!で、友人であるハイランドバグパイパーのJr.氏にお願いした感じです。
ホント素晴らしいサウンドだよね。そのイントロと曲中の音の絡みを聴いて、「FOREVER
RULES」が満場一致で1曲目になったんだよね。

AL:前よりも民族的な要素が結構色んなとこにちりばめられていて。

YOSHIYA:ちりばめられてる程度がいいよね。全てがコテコテになっちゃうと、それはRadiotsではないだろうから。アイリッシュをエッセンスとして、最高に料理するっていう。サウンド的な配分、バランスによってバンドの個性が出てくるじゃん。そこが本当に上手くいったかなって思います。

AL:曲数なんですけど、前回16曲で今回21曲ですよね。増えてるなぁって思って(笑)


YOSHIYA:最初どうしようかなって思ったんですけどね(笑)
前回16曲より絶対増やしたいし、結構曲数を減らしていく傾向が周りは多かったから、なんか面白くない気がしてさ。で、皆に20曲以上入れたい!って言ったら、絶対入れたい!って言われてOK。で、REC中に20曲になったんですけど、どうも超えた気がしなくて。それで21曲にしようってなって、誰か曲あればやってみる?って言ったら、ANTONがありまっせー!って。それがSKAナンバーの「RAINY
GENERATION」。アノ衝動も凄かったよな~その場でヤッたもんな。

ANTON:もう既に録り始めてる段階でやりましたからね~

YOSHIYA:ANTONが入ってどこか自由さが増したよね。楽曲の世界観もそうだけど、ANTON節があるから(笑)

AL:一発目ANTONさんが入って最初のライブとかどういう反応だったんですか?

YOSHIYA:まずビックリしたのが、一番最初の初ライブの時にANTONがMCで「これがRadiotsや!」って言ったからね。そん時、コイツ間違いないな!って。さすが度胸がある。もうANTONにベースは全て任せるぞって。

AL:割とその、HIROMITSUさんもそうですし、各バンドのリーダークラス的な存在が集まってできてますよね。だからこそケミストリーなのかなって思います。

YOSHIYA:HIROMITSUもチェリコでほとんどのサウンドを作ってて、バンマス的な事をやってきてるしね。YUKIは今までやってきたバンドの中ではリーダーではなかっただろうけど、体というか足を動かしてドンドン現場を開拓していくし、人と話すにしてもドンドン入っていくから人脈もかなりある。相手にとってはまずYUKIがRadiotsの入り口になるわけじゃん。実際アイツのバイタリティって凄いモンがあるよ。しかもメンバーそれぞれのリアリティーが凄く魅力で、面白くて、その辺のバランスもね。だから、Radiotsはこのままでずっと行きたいな~って。

AL:ツアーの話ですが、ずっとやって来てて、ここへ来てこの長いツアーのブッ込み方って凄いなって思いました。

YOSHIYA:前回は20箇所ぐらい行ったんで、前回よりはいっぱい行きたいっていうメンバーの声もあったから、30、40って思ってたら40超えてました。

AL:その辺最近の若い子たちはブッ込まないじゃないですか?

ANTON:だから若い子等のリリースのツアースケジュールを見て、勝ったよ俺らって(笑)


YOSHIYA:そう(笑)でも、今回こういう40箇所回るっていったら、どれだけのリスクがあるかっていうのもわかってるし。でもそこで、どれだけの蓄積が生まれて、新しい刺激に変換できて、その先の自分等にどういうチケットが渡せるかっていうのが大事で、だからこそ来年が楽しみなんだ!って言いたい。
今回のツアーが楽しみなのはもちろんだけど、その後またどう楽しめるか、ブッ飛べるかなんだよね。既に俺等は次の自分等が楽しみで、このツアー始まったばっかなのに、もう次が面白そうで、来年楽しみだな!どうなるんだろうねって話してる。自分等にバッチリ期待できているんで、それを既に話せてる事も俺は幸せだし、Radiotsって凄ぇいいバンドだなって思える。

AL:今回のツアーでRANCIDともやりますよね?

YOSHIYA:広島一本だけだけどね。俺はさ、もう十数年前の話になるけど、RANCIDが初来日した@新宿LIQUID ROOMの時に、「俺は絶対このバンドと同じステージに立つ!彼等のツアー
で出る!」っていう一つの夢を思い描いていて、SOBUTの時にチャンスが一回あったんですけど、俺等がエントリーされた日がRANCIDワンマンになっちゃって、できなかったんですよ。凄く残念だったんですけど、ずっとそのステージには立ちたいと思い続けていて…ようやく今回初めて一緒にできるんだよ。前から彼等のJAPANツアーには同行してたんだけど、今回このアルバムツアーのタイミングでできるのが凄く嬉しいし、まず積年の夢が一つ叶うってのが心から嬉しいですね。

AL:初というのが意外でした。

YOSHIYA:そうだよね。でも色んな人に言いたいのは、こうやってずっと夢を持ち続けて、それを常に追いかけてれば夢は叶うんだぜってこと!だって俺叶えられたからね。当時の自分に思い切り言ってやりたい。諦めずにヤリ続ければ夢は叶うもんだぜ!って。


AL:間違いないですね。今回のツアーはRANCID以外にも色んなバンド出ますよね?

YOSHIYA:うん。それぞれが愛してるフィールドがあるわけだからね。頭でっかちに固くなりたくなくから。Radiotsだけにしかできない世界観で広げつつ、トコトンマジで遊びたいなって思ってるよ。もちろん変わらない強い信念が絶対にあるから、そうできる自信がある。ブレねえし、そこは絶対チャラくねえから。特に自分等を知らない人がたくさんいるからこそ、その挑戦を生きるはずだし、絶対に刺激に変えようと思ってます。

AL:それは若いバンド達にとっては嬉しい事だと思います。

YOSHIYA:そういう芯のある奴等だったら誰とでもやりたいって思うよ。クチだけのヤツはNGだけど。そうやってシーンを太くしていきたいじゃん。自分等だけが良ければいいとか、上がってくってんじゃなくて。Radiotsはそういうシーン全体が上がっていける繋ぎにもなれたらいいなって俺は思ってるんだよ。


AL:ちょっと気が早いかもしれないですけど、さっき言っていた次のRadiotsってどんな感じで考えているのですか?

YOSHIYA:次のRadiotsっていうのをあえて堅くは構想してないよ。
ただ意識はトンでもなくあって、常に計算や予定ってのをね、どこか覆していたい!だから堅い構想ってのは何か違うのかも。ただ自分等がゆく先のイメージは絶対大事!そういう意味での活動展開はもちろんイメージしてる。
今回のアルバムもテーマはあえて考えず、大きなテーマ感は持たずに作ったよ。メンバーそれぞれが思うところに自ずと進んで行くっていう感じでやってきたので、次は今のRadiotsがまた研ぎすまされた感じになるんだと思うよ。一度広げたものをこなしていって、またギュッと凝縮して、また膨らみが生まれて。その時点をビッグバンにできるように、トンでもないエクスプロージョンにさせられるようにギラギラしてたいですね。

AL:2枚目聴かされた段階で、早く3枚目聴かせてってなりますもん。

YOSHIYA:でしょ!?(笑)

AL:そこですよね。

YOSHIYA:次の作品に既に期待しちゃうっていう人が出てくるのが嬉しいですね。

AL:それでは最後になりますが、インタビューを見ている人たちにメッセージを下さい。


ANTON:醍醐味はやっぱり絶対的にライブなので、音源も今回出るツアーだし、ライブ見てもらって、そこで何か感じてもらうのが、一番かなって思います。
で、臆する事無く進め!!!と。

YOSHIYA:もっと描いて欲しいというか、夢や想像だったり。Radiotsは自分等の中でRadiotsを描いてるし、いつも前の自分等を超えようとしてる。それを言葉にして伝えて、実際のリアルに繋げていっているから、想像と現実を結べるようにもなれる。それを繋げるのが絶対にアクションなんだ。そのアクションを皆もっとしていいはず!恥ずかしくないから。リアクションもそうだよ。恥ずかしくなんかない。
普段バンドがどういう風に想像と現実を繋げていくか、行動していくかのアクション。それが絶対俺等はツアーだし、日々一回一回のライブだし、そこで全開でその日しかない自分等をブチ噛ます!Radiotsのライブをトコトン魅せるし、その日しかないメンバーのモチベーションを出し切るから、感じ切ってほしい。いつだって見逃せないバンドでいたいから、見逃たら損するぜって言い続けていきたい。
俺等と一緒に楽しみましょう。

AL:ありがとうございました。ツアー気をつけて行ってきて下さい。

YOSHIYA&ANTON;:ありがとうございます。行ってきます。

Written by

名前:
Low-K
最終更新時間:
2009年10月19日13時50分