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大西ワタルのDTM機材メッタ斬り!! Vol.27 -EGNATER TOURMASTER 4212- その1

2011年1月27日13時14分 in レビュー

今回ギターアンプを試してみた。
EGNATER TOURMASTER 4212 (えぐねいたー つあーますたー よんさんいちに)



アメリカのギターアンプデザイナー、ブルース・エグネイターさんが創ったギターアンプである。
今回試すのは、12インチスピーカーを2発搭載する中型コンボという、ギターアンプを最も贅沢に、また身近に感じられる手頃な存在感を持つサイズ。このサイズでは2チャンネル仕様のもの多いのだがEGNATERは実に4つものチャンネルを持ち、それぞれに異なったセッティングを作りフットスイッチで切り替えられる便利な仕様となっている。
ライブでもレコーディングでも、色々な音を作る事が出来て面白そうなアンプだ。

4つのchには全て同じ名前のツマミが並んでいる。

CLASSIC/MODERN ,VOLUME , CONTOUR , TREBLE , MIDDLE , BASS , GAIN



他メーカーのアンプではチャンネルごとに違う名前のツマミが存在していたりして、そのツマミの本当の意味をつかみにくい事もあるが、このアンプでは全てのチャンネルで同じ目線で音作りをする事が出来る。
もちろんチャンネル毎の内部の設定は異なっていると思われ、全てのツマミを同じにしても出てくる音は違い、具体的には、Clean1→Clean2→Overdrive1→Overdrive2
の順に歪み方が変わる。

筆者が実際にギターを弾きながら色々とツマミをいじりたおして判った事は

1.GAINとVOLUMEのコンビネーションで歪みのイメージを色々作りこむ事が出来る。

2.EQ(BASS,MIDDLE,TREBLE)はわりとシッカリ効く。

3.CLASSIC/MODERN切り替えスイッチでけっこうキャラクターが変わる。


歪みのキャラクターは、現代的でアメリカンな傾向にある。僅かに実音と歪み成分が分離しているような感触があった。
ギターサウンドにおける”歪み”の要素は、好き嫌いが非常に重要な要素になるので、こればかりは自分の耳で確かめてほしい。このアンプの場合”GAIN”で歪み加減を調整し、”VOLUME”ツマミはチャンネルごとの音量をそろえる為に使われる事が多いと思われるが、この”VOLUME”ツマミを上げた場合も歪み方が変わるので”GAIN”と併せてベストなポイントをじっくり探したい。

ギターアンプのEQというものは、BASSツマミが7だろうが8だろうが効果が判らないのにTREBLEツマミは2にしただけで耳に突き刺さる、なんてアンプはたくさんあるが、このアンプはそんな事はない。しかしEQは歪み感にはあまり寄与しない。

またギターアンプにはお馴染みの、よく判らないツマミ"CONTOUR"も装備されている。エキサイト翻訳で直訳させると「輪郭」と出た。輪郭を出そうとすると高域や中域を上げたりして、結果"痛い音"になるケースも少なくないが、このツマミは中域のキャラクターを変化させる事で楽曲の中での存在感、位置関係を変化させる事が出来る。


ここまでは他のメーカーのアンプにも装備されている事が多いツマミ類をみてみた。
次回は、音のバリエーションを倍増させるスイッチ"CLASSIC/MODERN"について書いてみたい。

Written by

名前:
大西ワタル
サイト:
http://bazookastudio.com/
最終更新時間:
2013年05月27日20時38分