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大西ワタルのDTM機材メッタ斬り!! Vol.33 -SENNHEISER MK4- その1

2011年5月17日17時46分 in レビュー

今回はコンデンサーマイクSENNHEISER MK4(ぜんはいざー えむけいふぉー)を試してみた。




コンデンサーマイクはダイナミックマイクよりも感度が高くレンジも広い傾向にあるという事はこれまでのレビューでも書いてきた。その性格上、レコーディングの現場では特に高域の繊細さが求められる場面では必ずといって使用される。宅録で生楽器を多用したり、歌にコダワりたいという人は選択肢に加えても良いかもしれない。

今回試すMK4はゼンハイザーで初めてのラージダイヤフラムを採用したマイクで24金製の1インチトゥルーコンデンサーカプセルが搭載されている。
そのコンデンサーカプセルは、レコーディングマイクの超定番ノイマンのものと同じ場所で製造されているとの事だ。
MK4はいったいどんなサウンドなのだろうか?
今回はbazookastudio 5.1にて、スモールスピーカーにFOSTEX NF-1、ラージスピーカーにMUSIK RL901Kを使用し唄とギター録りを試してみたい。

声は比較対象としてaudio-technica AT4050を用意した。



このマイクは高域がキラッと立つ音で、同時に低域もシッカリ収録できるタイトなキャラクターを持つ。耐入力音圧特性にも優れていて、予期せぬ大音量も破綻せず収録してくれる。
SENNHEISER MK4は一聴したところやはりレンジは広いのだが、どこまでもナチュラルに、サラッとした雰囲気を保っていてギラギラした圧迫感のようなものは無い。余韻に注意して聴くと、指向性が広めのせいなのか部屋の響きが若干だが多めに聴こえる。だいたいこの意図せぬ部屋鳴りというものは、低域がモタついて聴こえたりする場合もあったりして不要だと感じてしまう事も多々あるのだが、このSENNHEISER MK4が拾う部屋鳴りの質は高く、僕の耳が実際に感じるものに近い、すがすがしい広がりを付加していた。低域よりも高域の指向性が広いからだろうか。
反面、低域の押し出し感や力強さ、量感のような部分はAT 4050に比べるとあっさりしている。ナチュラル志向の楽曲や歌を涼しげに録りたい向きには最適だろう。


ギターには普段ダイナミックマイクを立てる時と同様、オンマイクで試してみた。比較したのはプロの現場でもオーソドックスと言えるSENNHEISER MD421とSHUREのSM57である。僕はだいたいこの2本を混ぜて使うことが多いが、もちろん今回はそれぞれのマイクとの比較も行った。







次回はギターAMPにむけたダイナミックマイクとの比較に於ける感想をレビューする。お楽しみに。。

Written by

名前:
大西ワタル
サイト:
http://bazookastudio.com/
最終更新時間:
2013年05月27日20時38分