audioleaf WEB MAGAZINE

audioleaf代表ハカリヤの「下北で働く社長のコラム」vo.2

2011年8月18日13時58分 in コラム

※POP UNITED2011年8月号より転載

No indies No life!! audioleaf秤谷です。

暑過ぎて溶け過ぎて、まわりから「両生類」と言われる夏を過ごしております。


ということで、今月は非常にレコーディングの立会いの仕事が多かったんですが
やはり音を作っていく作業、プロデュースする仕事というのは非常に楽しいです。

僕自身アーティストもやりながら、このプロデュースという立場になることが
最近多いのですが、どちらもやって思うのは本当に両方の発想や経験値、そして
各々が持ってるノリというもので全然違う音源ができていくということ。
セルフプロデュースは間違いなく主観にて進めるため、本当に経験を積んだ後でないと
第三者の耳とアドバイスがあったほうが最初は間違いなくいいものが出来てくるということ。

僕の大好きなプロデューサーで、まぁ超有名人ですがリック・ルービンという人がいます。
メタルやロック畑で育った人で知らない人はいないでしょうが、
彼が携わって出来ている音源は相当数「名盤」として世に残っています。

有名な所でいうと「System of a Down」、「Slayer」、「Slipknot」、「Nine Inch Nails」
「Linkin Park」、「Red Hot Chili Peppers」にいたってはBLOOD SUGAR以降ほぼほぼやって
ますし、「Metallica」の最新作も彼だったり。

とまぁなぜそうやって名盤ばかり残せるのか。勿論技術的なものもあるのでしょうが、
彼の中にある経験から基づく音像や、新しいことを想像する発想。そして何より
そのアーティストにしっかりと向き合い、彼らの音楽を一番引き出せるのはどんな
言葉でコミュニケーションをとり、アドバイスしていくのか。そんな駆け引きがとても
上手いのだといわれてます。

有名になったアーティストも、ほとんどが最初はプロデューサーをたててRECをしますよね。
そしてそのRECの経験や音楽活動を経ていくなかで、次のアルバムはセルフでやってみたい
と、チャレンジ的な意味合いと、自分達でもできるという自信のもとでやっていく。
それでもやはり失敗することもある。

現状インディーズでRECを行ってるほとんどの皆さんがセルフプロデュースで
RECをしている状況だと思います。しかし僕は敢えて、インディーだからといって
猫も杓子もセルフでやるのではなく、スタジオ代、機材代と同じように、エンジニア
プロデューサーというものにも予算を割くということは大切な気がします。

勿論とても心を通わせたエンジニアがプロデュース的なアドバイスも兼ねてくれる場合も
ありますから、そういった人と出来る限りディスカッションをしていくこと。
自分達というのをしっかりとわかってもらってからRECにのぞむということ。
なんならREC前にエンジニアを呼び出して音楽話を肴にのみにいく位していいと思います。

僕なんかでよければすぐに行っちゃいますよwその代わりうるさいですけどw

より良い音を作るのはなぜか?第三者に届けたいから。ならば、最初から第三者に
聴いてもらいながら作るのは理にかなってるのでは?

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名前:
秤谷(audioleaf代表)
サイト:
http://www.medialeaf.co.jp
最終更新時間:
2011年11月10日15時06分