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audioleaf代表ハカリヤの「下北で働く社長のコラム」vo.5

2011年10月05日14時01分 in コラム

さていきなりですが
今回の1つ目は「当たり前をぶち壊せ」です。

アーティストとして活動する大前提として、「いい音楽をやる」「人と違うものを生む」そんな事を掲げて皆日々音楽活動をしていることと思います。

ですがこの「人と違う」ということ、つまり当たり前じゃない、どこかに同じものがありそうじゃないことを真の意味でできてるでしょうか?

基本的に日本人は型から外れるのを嫌がる人種。右に倣えな性質をしているため、ある決められた枠の中で個を主張しようとすることが多い気がします。

例えばバンドで置き換えれば「ROCKてのはこういう楽器でこういう音でこういうスタイル」とある程度決まったものの中で違う事をしようとする。だから、はたからみればその差というのは非常にわかりづらい。恐らくご高齢の方達からみたら全部「元気のいい若者」にしか映らないんじゃないかな(笑)

ジャンルだけじゃなくてライブをする場所だってそう。ライブはライブハウスでしかしちゃいけないと誰が決めたのでしょう。

バーやパブ、ホールでライブをやることが主流だった時代。スタジアムでライブを初めておこなったビートルズ。今やスタジアムライブは当たり前だけど、そこでやろうと思う発想。

外国のアーティスト、昔のアーティスト達は、色々なコンテンツが飽和していなかったせいも大いにありますが、そういった思考事態がすごく自由な気がします。

自分達が現在活動していて、傍にある「当たり前」って多いと思います。

それを一つ一つぶち壊してみては?

音源を作ったらCDを作って有名店舗に並べなきゃいけないと誰が決めたのか?

店舗に並んでなくても、同人という形だけで何千枚も売ってるアーティストだっています。それは知らないだけでどこかの場所のどこかの人たちの間ではめちゃくちゃ流行ってるかもしれない。ただのプロモーションの形の一つでしかないわけです。

基本に立ち返ることが大事。そして、無知は罪です。

より多くの人がいるところに、よりいいものを広める。その為に情報を集める。それだけの話だったはず。

余計な決まりや当たり前が脳みそにくっついていないかな?もっとフラットに基本を前提にどうしたら目的が完遂されるかを考えること。

それがこれから多くの人に音楽を届ける為の大切な思考だと思います。


さて2本立てでお送りします。

もう一本は
「基本的なことを見直してみようシリーズ1」です。

つい先日あるレコード会社のライブ製作のTOPの方と話をしていた時の事

「日本のライブシーンは機材の向上、値下げとともに音質や音響そのもののクオリティはかなりあがって、海外に近づいている。でも照明に関してはまだまだ」というような話をされていました。

コレに関しては僕も全く同じ意見。海外アーティストのライブは当然乗り込みの照明さんがいるわけですが、明らかにその色づかい、ムービングのタイミングなどなど全てのクオリティが違うなと思ってみていることが多かったです。

(余談ですが僕の大好きな海外メタルバンドの汚いオジサン達wも、照明が違うだけで死ぬほどかっこよく映りますもの。MACHINE HEADの来日の照明なんて最高でしたよ。)

たかが照明、されど照明。いつも疑問に思うのは、インディーバンドの皆さんは機材にこだわり出音にとてもこだわっています。

でもそれと同じくらい照明にこだわってもいいはず
なのに、あまりみかけない気がします。もちろんライブハウス自体も海外とは灯体の数や、その他も違うといってしまえばそれまでですが、現在設置されているものでも、使い方で全く違うステージが演出できるはずなんです。

いい音だけ鳴らして演奏をみてもらうならライブハウスじゃなくてもいいわけで、せっかく照明という武器を追加して自分達を何倍にもかっこよくみせる装置があるならフルに使うべきですよね。

僕は自分のバンドで、専属の照明さんにお願いしています。ただ、これもライブの本数が多くなってくると、経費がかかりすぎてしまいますよね。

なので、大切なライブや大きなホールでのライブだけ照明さんにお願いして、違う場所では「普段やってもらってる照明さんの操作を曲ごとにシートにしてもらう」ということをやり、それを出演する箱へ音源とともに事前に送っています。

これだけでも劇的にかわります。明らかに対バンとの照明のクオリティに差があると、必ずといって良いほどお客さんの反応は変わると思います。「なんかこのバンドだけきらびやかに、派手にみえる」といった違和感を感じさせることができるだけでも、お客さんの心を掴む一つのきっかけにはなるはずですよね。

楽曲にあわせて世界観を構築する歌詞があるならば、演奏にあわせて世界を広げる照明にこだわるというのも、バンドの大事な要素であると思います。

ライブハウスに出演すれば当たり前のようにある照明。基本的なことではありますがそんなところをもう一度みなおしてみてはいかがでしょうか。

出演前のPAシートに「派手に」とだけ表記している人たちがいるとしたら、そんな抽象的な指示もないですよねw

客に伝えたいことをまずスタッフに伝え、そこから
客に伝わる。そんなものの代表例が照明なきがします。


日本のインディーズバンドの照明が最近ヤバイレベルになってきた、なんて話をいずれききたいものです。

Written by

名前:
秤谷(audioleaf代表)
サイト:
http://www.medialeaf.co.jp
最終更新時間:
2011年11月10日15時06分