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selfinpleco maxi single "海ト毒薬" Release直前 インタビュー

2008年5月05日18時00分 in インタビュー

ALIVE

海ト毒薬

1.太陽と月
2.正体
3.海ト毒薬
4.光(ライブ)
5.原子創造呼吸(ライブ)
6.正体(ライブ)
Produced by sheenya(LOT)
アーティスト名 / selfinpleco
作品名 / 海ト毒薬
発売日 / 2008/05/08
品番 / DQC-67
販売元 / バウンディ
定価 / ¥1,500円(tax in)

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人間が持つ激情、童心、正にリアルな「剥き出し感」というものが内包いや、解放されているとまざまざと感じさせられた。全てはその表現したいベクトルに向けた演奏であり、世界観なのだと。空間を形作るサンプラーの妙味な部分もギターワーク、リズムチョイス、全てを感情が凌駕していく。ある意味スレスレでの「ハカイ」が行われている。マキシシングルながら6曲というボリュームに加え、内3曲がライブテイクという部分にも、彼らがいかに「生」であるということにこだわりがあるのかを感じさせられる一枚となった。

AL:今日は宜しくお願いします。
一同:よろしくおねがいします。
AL:ではまず、バンドの紹介をお願いします。
ゲンキ:白装束の音楽集団「セルフィンプレコ」。
アリマ:コンセプトは童心の化身です。
ゲンキ:子供の心って純粋ですよね。それが善であれ、悪であれ。打算がないというか。やりたい事はやりたいし、出来なければ泣きじゃくる。対して大人は一手先、二手先を考えながら行動してると思うんです。それは決して悪い事ではなく、生きるために必要なスキルだと思います。それで、そうやって生きているとこんなことがあると思うんです。本当はこうしたいけど、こうしないといけない。つまり本音と建て前。
イリョウ:本音って状況や立場の関係もありなかなか言い出せないから、いつの間にか押し殺して建て前が主役になっている。自分になっている。
カマ:大人になるにつれてだんだんと死んでいった本音で行動する自分、喜怒哀楽豊かな自分。つまり子供の時のような心。その化身。それがセルフィンプレコです。
AL:「SELFINPLECO」名前の由来は?
アリマ:単純にこの集まりを表すためにひびきだけでつけた名前なので、現時点で特にこれといった理由はわかりません。
ゲンキ:ですが、一見理由がないようなことでも、本当は何か理由があるんじゃないかと考えています。今はまだわからないだけで、続けていくうちにわかってくるんじゃないかと。直感や本能で選んだものというのは、その時点では無意味に思えることでも時の経過で理由が明らかになってくる。なぜこれを選んだのか、今はまだ言葉に出来ないけれど選んだことにはきっと意味がある。そう信じています。
AL:「海ト毒薬」というCDに込めた思いなどがあれば聞かせてください。
ゲンキ:ぼくら5人それぞれの楽曲に対するフィルターなしの喜怒哀楽を全曲に込めました。スキル的なことよりもとにかく気持ちを前へ前へと出していきました。
イリョウ:変に縮こまりもせず背伸びもせず、現状のリアルな自分達が出せたと思います。そしてそれは今の最高傑作になったと思っています。
AL:衣装が非常に変わっていますよね。白装束でのパフォーマンスというのには何か意味がこめられているのでしょうか?
アリマ:ステージの上を特別な空間にしたいと思い衣装をきています。白を選んだのは激しい感情の起伏をより鮮明に際立たせるためです。
シン:ぼくらのライブでは、コンセプトのとおり誰しもが持っているけれど知らず知らずのうちに心に閉じ込めてしまっているような思いを爆発させています。白という色はとてもフラットな色なので、爆発した感情が何色で彩られようと映えるだろうという理由です。
イリョウ:コントラストとしての白装束ですね。
AL:音源を聞かせてもらうと、すごく「和」というイメージを受け取ることができるのですが、曲作りの際に意識していることはあるんでしょうか。
アリマ:特に「和」を意識しているという事はありませんが、意識している事といえば常に情景を思い浮かべています。こういう絵だからこういう音にしよう、そしたら次はこういう絵でこういう音、そうきたらこういう絵でこういう音・・・と。なにかしらの情景は必ず想像してますね。情景とそれに付随してきた音同士を組み合わせて曲を構成させています。
ゲンキ:と言うのも、ある情景をテーマに音を作っていくと聴いたときにイメージがわきやすいと思うんですよ。自分達にももちろんですが聴き手側にとっても。そこにストーリーがあればなおのこと。イメージがわきやすいということは共有しやすいということで、僕ら5人が同じイメージを共有していればステージ上での表現が同じ方向を向くし、聴き手の皆さんと共有出来ればそれはつまり共感につながるんじゃないかと。
シン:例えば映画や劇を見ていると思わず涙が溢れたり、思わず怒りが込み上げたりすることがありますよね。そういった感情移入というのは、思わずのめり込んでしまうようなストーリー性や目に映る絵と耳に入る音。それらの要素がうまく絡み合った時に起こるんじゃないかと思うんです。
イリョウ:まとめるとドラマティックな曲展開とストーリー性を持たせた曲構成、そして心に響く音作り・・・になるのかな。それらを心がけながら試行錯誤の連続でいつも作っています。
AL:歌詞の世界も非常に深いものを感じます。バンドとして何か「伝えていきたいこと」というのはあるのでしょうか?
ゲンキ:自分を嫌いにならないでほしい、ということですね。こう思う自分もいればその反対のことを思う自分もいる。こう思っているのに実際にはまったく逆の行動をしてる。そんな時ってよく自己嫌悪や人間不信になりがちですが、それもひっくるめて自分なんだと。とにかく自分を受け入れて欲しいですね。弱い部分、嫌な部分、そういった見たくない部分も自分を自分として形成してる一部なんだと。自分のことが「好き」じゃなくても「嫌い」にはならないでほしい。たとえ「嫌いな部分」があったとしても。
AL:このアルバムズバリオススメ曲は?またその理由も教えてください。
カマ:全曲オススメなのですが、強いて言えば、やはりCDタイトルにもなっている「海ト毒薬」ですね。
シン:さっきゲンキさんが言った事もまんま詞になっていますし、曲ともすごくマッチしたと思います。
イリョウ:展開もかなりドラマティックに仕上がっていて、もちろん自分達も好きな曲ですし、お客さんの評判も一番良いです。
AL:多くのツアーが控えています。意気込みなど聞かせてください。
ゲンキ:全国での長い公演は今回が初めてです。現場の空気やその時々の感情によって場所がどこであれ同じ公演は二度と出来ないと思っています。その一本一本、一瞬一瞬を大切にしていきたいです。
シン:土地によって空気は毎回違うと思います。その土地やその空気、そこで出会う人々、それらすべてに刺激を受けてその場限りの表現が出来るようにしたいです。
AL:最後に、今後セルフィンプレコの音源を手にする人、ライブを見る人に向けてメッセージをお願いします。
ゲンキ:ライブは香をたき、布を敷き、灯りをともし・・・聴覚はもちろん、視覚や嗅覚でも楽しめる内容に仕上げています。また、ライブ全体にストーリーを設けていますので、音楽だけでなくその内容も楽しんでいただけたらと思います。
カマ:6月には全国ツアーも控えています。爆発的な感情あり、一瞬で静寂へと誘うポエトリーリーディングあり、見る人を非日常へと誘う劇団的な要素ありと、飽きのこない内容に仕上げています。ぜひ一度生のセルフィンプレコを体感してください。
アリマ:自分達の音に触れてくれた皆さんと同じイメージを共有出来れば嬉しいです。
イリョウ:マキシシングルの方も現時点での自分達を出しつくせたと思います。コチラもよろしくお願いします。
シン: WEBサイトではPV視聴も出来ますのでぜひ一度僕たちの音に触れてみてください。
一同:よろしくお願いします。
AL:ありがとうございました!

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audioleaf事務局
サイト:
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最終更新時間:
2014年05月12日16時39分