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audioleafで試聴回数14万回突破 実力派アーティスト[MIRANOSAND]ライブレポート!!

2007年10月29日16時47分 in レポート

EVENT DETAIL

Artist:MIRANOSAND
Date :2007年10月20日(土)
Place:L@N赤坂
Title:「激コアNight Vol.26」 ×windmilk presents『BabyGun』
Time :Open 15:30 / Start 16:00
Price:¥2,000 / Door ¥2,300 (Drink¥500)
With :windmilk / DAVITZ / THE BUZZ / Maple Park (from Osaka) / the8flag / CROMAGARAGE / Four Chamber View / CAIN

SET LIST

1.Expect
2.Alive
3.Why Go
4.Endurance
5.Proof of Life
6.You Know I am a Liar

audioleafトータル試聴回数14万回突破の実力派バンドMIRANOSANDのライブを突撃レポート!!

今回のライブレポートコーナーを飾ってくれるのは、MIRANOSAND。様々なジャンルを取り入れつつも、それを一つのMIRANOSAND式サウンドにまとめ上げる演奏力と抜群の表現力。透明感ある歌声と哀愁漂うエモーショナルなメロディが絶妙に融合を果たし、今までにないサウンドを生み出すMIRANOSANDのライブに突撃してきた!

10月20日、土曜日。普段とは違い、人気の少ないオフィス街、赤坂を、いつも以上の活気と熱気で一杯にするべく、熱く、迫力あるライブを見せてくれるMIRANOSANDのライブに足を運んだ。

総勢9アーティストが出演したこの日は、激コアナイトでお馴染みの、L@N赤坂と、熱く、感情剥き出しのグランジロックを展開するwindmilkの共催イベント。9バンド出演!15:30オープン16:00スタートというライブイベントとしては異例とも言える濃い内容で開催された。

のっけから爆音と迫力満点のステージで始まったこのイベント。ヘヴィサウンド好きにはたまらない音圧の中、終始、破壊力抜群のアーティスト達が熱いライブを展開していく。そんな中、トリ前の8番目で登場したMIRANOSAND。今までの長いMIRANOSANDとしての活動から培ってきたステージ、楽曲、雰囲気、あらゆるものがMIRANOSANDらしく見え、聴こえてきた。今までの経験全てが一本一本のライブに注がれており、今後もMIRANOSANDのライブは進化を続け、より大きなMIRANOSANDになって行くのだろう、そんな印象を非常に強く受け、洗練されたステージと共に、どこか違う、普通のバンドに終わらない"何か"を彼らに感じた。

1曲目「Expect」MIRANOSANDの中においても人気度が非常に高いこの楽曲で、MIRANOSANDのステージは幕を上げた。リズムのボトムが明確に感じられる気持ちの良い縦ノリのリズムが自然と体を揺らせ、その中で綺麗な歌声が伸びやかに上質なメロディを奏でていく。メロディを活かしながらのサウンドにもかかわらず、迫力と音圧は圧倒的で、そのパワー感というものは今まで味わったことのないレベルであった。1曲目からいきなり、その完成度の高さに驚かされたのだが、MIRANOSANDのライブとなれば、それも至極当たり前のことなのかもしれない。足元をしっかりと見つめ、パフォーマンスしてくるMIRANOSANDならではの完璧な出だしだったわけだ。

2曲目「Alive」12月発売の新譜からの楽曲。メロディ中心のPOP感あるサウンドの楽曲ではあるが、そこに安価なPOPさは全くなく、MIRANOSANDらしい、新しいサウンドへのアプローチのように思えた。それでいて、随所にフックが散りばめられた飽きない楽曲構成は、彼らのセンスそのものなのかも知れない。特に感じるのは、やはり、メロディの良さである。耳に残るメロディラインこそ、初めてそのサウンドを耳にしたリスナーに与える影響力は大きく、その大小によって、アーティストの今後の可能性が明確になるような気がするが、MIRANOSANDにはそのメロディの秀逸さがあり、それを活かす楽曲を放っている。もはや、どのようなサウンドが完成しようとも、それを表現するMIRANOSANDがMIRANOSANDである限り、根底に存在する"芯"は揺るがず、一つの楽曲として、完成されたMIRANOSANDの一つのピースとして受け入れられていくものなのだろう。

MIRANOSANDらしいほのぼのしたMCを挟み、3曲目「Why Go」「Alive」とは一転してハードなナンバー。MIRANOSANDのパワー感溢れるサウンドの代表曲とも言える人気曲。疾走感抜群の楽曲だが、ここにおいてもやはり、彼ららしさが随所に見え、また、それが楽曲として機能的に埋め込まれている印象だ。8ビートを基本にハードロックなリズムが放たれつつも、スクリーモを含んだサビの掛け合いが、楽曲に変化とアクセントを与え、エッジの利いたギターがパワーを前面に出し、にもかかわらず、抜けるようなボーカルが全体をパッケージしている。MIRANOSANDの真骨頂とも言える内容の濃い楽曲だと言える。

4曲目「Endurance」ヴァース部分からソリッドなギターフレーズが印象的なアグレッシブな楽曲。サビの雰囲気、それを包み込むサウンドのタイトさ、どれもが心地良く脳に突き刺さってくる。この曲でMIRANOSANDがどのバンドとも違う魅力を持っていると確信できた。一筋縄でいかないMIRANOSANDらしいロックサウンドがフックとなり、これ以上無いほど、サウンドとメロディが素晴らしい融合を果たし、その中で化学反応とも言うべき相乗効果が見て取れる。楽曲はメロディの為に、メロディはまた、楽曲の為に。バンドにおいて、曲を作る上で最も重要とも言うべき部分が、完璧と言って良いほどスムーズにできているような印象を強く受けた。

5曲目「Proof of Life」雰囲気がたまらなくはまる楽曲。「MIRANOSANDらしい」という言葉がもはや意味を成さないほど、独自の世界観が表現されていると言っても過言ではない。イントロから気持ちの良いドラムが最高にテンションを上げてくれる。そして、疾走感と共に、哀愁漂うエモーショナルなメロディが楽曲全体を引っ張っていく。もはやライブにおける質とは程遠いレベルで展開されるステージにただひたすら拳を上げ、リズムに身を委ねていた。MIRANOSANDというステージがそこには完成され、その上を縦横無尽に走り回るような、そんな開放的な印象を受けた。

ラスト6曲目は「You Know I am a Liar」イントロのギターとドラムロールの掛け合いが、どことなく切なく、哀愁漂う雰囲気を醸し出し、そこからの爆発的な展開が非常に魅力的な楽曲。一貫してのメロディの秀逸さは言うまでもなく素晴らしく、MIRANOSANDの楽曲の中でも、今までの楽曲とは異なり、よりPOP系の明るい雰囲気を大切に作りこまれた楽曲のような印象だ。それでいて、本来のMIRANOSANDが持つ哀愁さは色あせる事無く表現され、楽曲の雰囲気、背景までもが鮮明に見えるサウンドはやはり、MIRANOSANDならではなのかも知れない。その上で全員の息の合ったステージングが迫力となってオーディエンスに襲い掛かり、フロアに向け轟音が全力で放たれている。爆音ながら全く耳障りにならない上質な演奏と楽曲を放つライブ巧者MIRANOSANDのライブはオーディエンスの最高潮のボルテージの中幕を閉じた。

洗練され、どのようなライブにおいても、いつも通りのステージを作ってしまうMIRANOSAND。彼らが今まで行ったライブの本数は膨大で、しかしながら、その中の一本たりとも無駄にしてこなかった彼らだからこそ、今このように完成度の高いライブができているのだと、改めて痛感した。何より、MIRANOSANDという世界観の拡がり方、サウンドから伝わる背景や空気、ステージ上でのパフォーマンス、全てがリンクし、MIRANOSANDという音を形成している。聴くだけではない、目でも楽しめるライブであるからこそ、MIRANOSANDのようなハイレベルなバンドの存在が、今後、貴重になってくるのは言うまでもない。今まで以上に気合が入ったMIRANOSANDという音楽に是非とも注目してもらいたい。そして彼らが全力で放つメッセージを少しでも受け止めて欲しい。

12月5日(水)MIRANOSAND(ミラノサンド)のmini ALBUM『Meaning』がリリース決定!!
MIRANOSANDの熱いサウンド、本気のライブ、"本物"だからこそ見て取れるアーティストとしての完成度。今後のシーンに頭角を現してくること必須の彼らの熱いメッセージを是非とも受け取ってください。

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audioleaf事務局
サイト:
http://www.audioleaf.com/
最終更新時間:
2014年05月12日16時39分